セル　クリーヴランドO　R.シュトラウス　交響詩｢死と変容｣他

日EPIC。Stereorama。1960年代前半のプレスだろうか

推薦度：★★★★★★☆　立体的な演奏
秘蔵度：★★★☆☆☆☆　日本初版と思われる

R.シュトラウス　交響詩｢ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら｣　(R.Strauss Till Eulenspiegel’s Merry Pranks)

指揮：ジョージ・セル　クリーヴランドO　(Cond.: G.Szell, Cleveland O)

推薦度：★★★★★★☆　愉快さはないがかなりうまいオケ
秘蔵度：★★★★★★☆　四角四面だが立派な演奏

熱をあまり感じさせないが迫力もあり、そして何よりもオケのうまさが光る演奏。設計もしっかりしていて音が濁らずバランスもよい。

R.シュトラウス　交響詩｢ドン・ファン｣　(R.Strauss Don Juan)

指揮：ジョージ・セル　クリーヴランドO　(Cond.: G.Szell, Cleveland O)

推薦度：★★★★★★☆　躍動感があり立派な演奏
秘蔵度：★★★★★★☆　迫力があってもどのパートも聞こえる名演

迫力があるのだが音自体は重みがあるわけではなく立体的に透き通る感じ。リヒャルト特有の音の重厚さが全くなく聴きやすいともいえる。少し乾いた音だがオケのうまさも光り説得力のある演奏になっている。

R.シュトラウス　交響詩｢死と変容｣　(R.Strauss Death and Transfiguration)

指揮：ジョージ・セル　クリーヴランドO　(Cond.: G.Szell, Cleveland O)

推薦度：★★★★★★☆　緻密だがシンフォニックで大柄な演奏
秘蔵度：★★★★★★☆　納得のいく演奏

どこもかしこも納得がいく、というような演奏。オケのバランスも絶妙だし、透明度が高く各パートもくっきりしているにもかかわらずシンフォニックで雄大な演奏はそうそうできるものではない。穏やかなところで見せる優しい音楽も素晴らしく名演奏だと思う。